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PosiTector 200 - PosiTector Platform
超音波多層膜厚計 ポジテクタ―200
ポジテクタ―200 Q & A

Q1:ポジテクター200は、金属素地上の膜厚測定に使用できますか?

金属素地上の塗膜の膜厚測定には、再現性・安定性などの点で一般的にポジテクタ―200プローブよりもポジテクタ―6000プローブの使用が推奨されます。
ただし、多くの場合にポジテクタ―200でも測定できる可能性はあります。その際には、以下の点にご注意ください。

金属基材の厚み
超音波は、ほとんどの樹脂塗膜を伝わる速度よりも約3倍速く金属中を伝わるため、まず、金属基材の厚さによって適用できるかどうかが大きく左右されます。
膜厚計の調整
測定の再現性を高めるには、通常は不要な金属基板の背面エコーを除去するために、ポジテクタ―200のハイレンジ(検知範囲のHiの値)を調整する必要があります。この調整は、ポジテクタ―200を接続しているアドバンス本体のグラフィックモードを使用することで簡単に行うことができます。
単層塗膜の測定(1層のみの塗装の場合)
通常、表面が平らな最低でも1.25mmの厚みを持った金属基材に、最低でも13μm以上の膜厚が存在することが必要です。
マルチレイヤー(多層)塗膜の測定
合計膜厚のみを知る場合:多くの場合、金属上の多層塗膜の合計膜厚は確実に測定することができます。
単層塗膜と同様に、表面が平らな最低でも1.25mmの厚みを持った金属基材に、最低でも13μm以上の膜厚が存在することが必要です。
各層の膜厚を知りたい場合:各層の厚さが125μm以上で、表面が平らな金属基材の板厚が6mm以上の場合に、個々の層の膜厚を測定できる可能性があります。
各層の界面の材料密度差が大きいほど、エコーが明瞭になり、個々の層を正確に測定できる可能性が高くなります。

冒頭でも記しましたように金属素地上の塗膜の膜厚測定には、以下のような点でポジテクタ―6000プローブの使用が推奨されます。

  • プローブの種類が豊富(超音波カプラントゲルを使用しないもの)
  • より高い精度
  • ポジテクタ―200プローブと異なり、ほとんどの塗膜の特性に対して調整が必要ない
  • 金属上のコーティングの厚さを測定するための国際規格に完全準拠

Q2:粒子状のものや骨材を含む塗膜を測定できますか?

トラフィックペイント、ウレタンモルタル、その他の塗膜で、骨材や粒子状物質(シリカ、石英フレーク、コンクリートなど)などが塗膜中に含まれる場合、それらがポジテクタ― 200の測定に大きな障害となります。これは、固体粒子が超音波の伝播を妨害する性質があるためで、通常、信頼性の低い膜厚測定になってしまいます。

Q3:ポジテクタ―200の「ゼロ点調整」はどのように行うのですか?

磁気式や渦電流式の膜厚計とはやり方が異なります。ポジテクタ―200のゼロ点調整には、塗装されていない基板は必要ではありません。

プローブを空中に保持し、そのままゼロ調整を実施してください。

Q4:ポジテクタ―200はどのくらいの頻度で再校正をすればいいですか?

本プローブには、NISTまたはPTBへのトレーサビリティを示す校正証明書が付属していますが、有効期限や終了期限はありません。一般に現場での使用期間は再校正間隔の良い指標とはなりません。品質プログラムおよび再認証プログラムを持つ多くの企業・組織では、年に一度の再校正を義務づけており、これはほとんどのユーザーにとって適切な指標です。DeFelsko社では、お客様自身の経験や作業環境に基づいて校正間隔を設定することを推奨していますが、当社の製品知識、データ、および顧客からのフィードバックに基づいて検討すると、1年の校正間隔が適切であると思われます。

Q5:コンクリート上の塗膜の膜厚を測定したいのですがどのプローブが適しますか?

通常は 200-C (KH-PRB-200-C) が最も適します。200-C は素地表面の粗さをよりよく補正できるため、コンクリート上のあらゆる塗膜(たとえ薄い塗膜でも)の測定に最適です。
ただし、表面形状に比べて塗膜が比較的薄い場合には測定は難しいかもしれません。
いずれにしても、信頼性のある測定結果を得るには表面の異なる場所で複数の測定を行いその平均値によって評価する必要があります。

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