100分の5を引き起こす その2

会社が生き残れる確率は、起業3年後で100社に15社、10年後で100社に5社だそうです。当社は50年を越す社歴を持つ会社です。しかし、それが通用する時代ではないことは承知しています。僕たちは通過点として、まず10年の生き残りを考えることにしました。どうしたら、5%の中に入れるのか?
昨年の10月2日から1か月あまりの長い心の旅=ジャーニーが始まりました。
今回はその2です。

 

これまでの考察で、僕たちは「10年後にも生き残っているためには、どうしても幸運の女神の力を借りなければならない。言い換えれば、一人一人が幸運の女神を微笑ますコツを知っていなければならない」ということに気づきました。100分の5を確実にする…これは努力だけではないもっと別の…次元の違う要素が絶対に必要だと思ったのです。堂々と言ってしまっていいのかと思いましたが、「運しだい」なのです。『運がないと勝てない』のです。

 

では、その運を確実に引き寄せるためにはどうしたら良いのでしょうか?
実体のないように思える『運』を手に収めるためにはどうしたらいいのでしょうか?
まだ雲をつかむような心の状態でしたが、それをかなえるためのキーワードとして、『スピード』と『マインド』が深く関わっているのではないかと、僕らは感じたのです。ラグビーのゲームを考えるうちに、『気持ちをすばやく切り替える』そのためには『何が大事なのかに集中する』ことの重要さに気づきました。

試行錯誤の末に、僕らが得た答えは、

  1. 勇気
  2. 謙虚

でした。

1か月あまりの長い心の旅=ジャーニーの終着地点は思わぬ場所でした。もっと、戦略的な用語がちりばめられたものになるはず…だったのですが、僕らが信念をもって選んだ3つの言葉は、意外にも「愛」「勇気」「謙虚」でした。
僕らは前回の参加資格を『100分の5を引き起こす「魔法の杖」を持つための誓い』と名づけ、さらに
愛、勇気、謙虚を『100分の5を引き起こす「魔法の杖」を使うための誓い』と名づけました。これで100分の5を引き起こすための、魔法の杖を持つための条件と、そしてそれをいよいよ使うための条件が僕らの手の中に収まったのです。