すぐれたチームをつくり、自分を高みに引き上げ、自らに課した制約を超える その3

昨日のさらに続きです。今日で最後になりますが、今回はすでにリーダーもしくはこれからリーダーになる方といっしょに共有したい3つのことです。仕事ばかりでなく、親という立場もまた優れたリーダーですから、やはり多くの方にとって重要な指針になるのかもしれません。
これで3回目となるこのお話は、僕自身の備忘録としてまとめることが出発点でした。超主観でまとめています。やはり実際にこの本を手に取って読まれ、自分なりの指針をまとめられると良いかと思います。

 

1.緊張や問題から立ち上がる「煙」に目を光らせる

「耳を傾け、パターンに目を光らせ、強みと弱みを把握し、理解やコミュニケーションのギャップを埋めなさい」と記されています。この書では、「リーダーシップとは、会社とチームという、自分より大きなものに献身すること」と定義されています。「そんなことまで…」と思いたくなることは多いですが、リーダーシップの本質は、細かなところに宿るものだと考えるようにしています。

 

2.成功者は孤立を覚える

「相互依存性の高い人間関係に支えられている一方で、自立性が求められるため孤立感を持つことも多い」…この部分を読むと、リーダーが抱える孤独・孤立感はとても深いものであることが理解できます。リーダーは、この当然の帰結として抱えなくてはならない「孤独」を受け入れなくてはならないです。気を紛らわすことにお金と時間を費やしている人も多く見ていますが、それでは受け入れていることにはならない気もします。なにかもっと前向きな態度でいたいですね。会社や業界の垣根を超えた他のリーダーや志のある人との本音で語り合える交流は心がけるべきものだと思っています。
僕自身、弱い存在です。ちょっとしたことで心はいっぱいになり崩れます。本音を語る相手、違う視点を提供してもらえる相手…リーダーとしてあるために必要な環境だと思います。

 

3.恵まれていたなら、恵になれ

「人間的価値を高めることがビジネスの成果をもたらす」…このことを徹頭徹尾信じ切ることが、リーダーとしての資質やビジネスの成功の背骨になっていなければならないと思うようになりました。きれいごととして排除するのではなく、自分を正しくコントロールするためにも忘れてはいけないことだと思います。「人間的価値を高める」にはゴールはないのかもしれません。これでいいんだ…もないのだと思っています。僕らはずっとずっと続く道を歩いています。