鉛筆になった夢

20181222-1

不思議な夢をみた。
僕は鉛筆だった。
これから店頭に並ぶ。鉛筆。
きれいな色鉛筆のケースに入れられるところ。
僕は何色なんだろうか?それは自分じゃわからない。
 
鉛筆の神様が僕に話しかけた。
 
鉛筆が生きるための大事なルールをおまえに授けよう。

  • 1つ、生きた印をいたるところで残すことができる。
  • 1つ、ときにその身を削られる季節を迎えることがある。でもそのことでおまえは鋭くなり価値を増す。
  • 1つ、身を削って起こしてしまったミスなら、どんなミスでも消してもらうことができる。
  • 1つ、自然に左右されるものを身にまとっている。その身にまとったもののためにおまえを手に取る人もいる。でも忘れてはいけない。おまえの本当の価値はその真ん中にあることを。
  • 1つ、ときにとても大きな圧迫を受けることがあるだろう。でも決して真ん中にあるものは折られないように気を付けなくてはいけない。
  • 1つ、どんな夢も描くことができる。その可能性は常に無限だ。でもその夢を描くためには、とても大きなものにその身をゆだねる勇気も持たなくてはいけない。