10 LOG blocks に設定している場合のメモリーオーバーについてご説明します

●メモリーオーバーの対策

2つの方法があります。
10 LOG blocks はそのままでメモリーの消費ペースを下げる方法とメモリーの使用方法を1 big LOG block に変える方法です。

①メモリーの消費ペースを下げる方法

10 LOG blocks は全領域10等分して1回ごとの計測に割り当てますので、1回の計測で使用できるメモリー数は自動的に25,300に限定されます。
測定間隔を1秒ごとにして、6つのセンサーを使用して測定した場合、約70分でメモリー数は限界に達し、超えるとメモリーオーバーとなり、データロガーは計測中でも自動シャットオフ機能が働き、計測が失敗したことをユーザーに知らせます。
例えば計測間隔を1秒から2秒に変更すると、メモリーの消費ペースは半分になります。

●計測間隔(Interval) の変更方法

データロガー本体のMENU画面から以下の手順で変更が可能です。

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②10 LOG blocks を 1 big LOG block に変更する

メモリー領域をどのように区分して使うかを決めるのが、記録設定(LOGGER SETTINGS)のメニュー項目のLog Blocks(記録区分)です。
1回の計測で全領域の253,000データポイントを使用できるようにするのが 1 big LOG block です。
使用領域が広大である反面、1回の計測ごとに上書きになってしまいますので、計測ごとにデータをPCにダウンロードさせる必要があります。
10 LOG blocks は全領域10等分して1回ごとの計測に割り当てますので、1回の計測で使用できるメモリー数は自動的に25,300に限定されます。
計測ごとに1つずつBlockを変えながら10回まで上書きされることなく計測できます。11回目は最初のBlockを上書きして使用します。

●メモリーのブロックの使用モードの変更方法

10 LOG blocks と 1 big LOG block の切替え方法

データロガー本体のMENU画面から以下の手順で変更が可能です。

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