TQC フォトサーマル式非接触膜厚計 Powder TAG(パウダー・タグ)の操作方法

1.適切な測定位置

Measureでメインボタンを一度押すと、塗装面に3つのインジケータの赤い点が現れます。その3つの光が1点になった距離が適正距離です。
その位置を保ったままメインボタンをもう一度押すと測定し、膜厚が表示されます。
照射角度はあまり気にされる必要はありませんので、超音波方式に比べて測定位置を合わせるのはとても簡単です。

2.操作メニュー

メニューの構成はきわめてシンプルです。ほとんど直観的に操作が可能です。

メインボタンを押してください

硬化前粉体層

硬化後膜厚

厚膜測定モード

タイプ ホワイト

Measure Settings で指示された測定モードで測定準備を行います

通常の測定モードです。
他のモードで測定した場合、粉体塗料が変わったらいったんは通常のPowderモードに戻して測定するようにしてください。

特に厚膜の測定をする際に使用します。通常より測定時間がわずかに長くなります。
Coating too thick! などのエラー表示が出た場合などに試してみてください。

赤外線の吸収が悪い明るい色(白色や黄色など赤外線を反射しやすい塗料)の場合、温度変化が捉えられず測定エラーになったり、測定が安定しない場合があります。この場合、赤外線の照射エネルギーを一時的に増やすことが可能です。
Weak Signal! などのエラー表示が出た場合などに試してみてください。

硬化後の膜厚を非接触で測定する場合に使用します。
あくまで参考数値としてください。
品質管理として利用できる測定精度・再現精度は一般に得られません。

既設定の調整条件を呼び出します

既設定の調整条件を修正します

新しい粉体を測定する場合一般に新たに調整した方が精度が向上します

硬化前の粉体層の測定精度を向上させたいときに使用します

硬化後の膜厚の測定精度を向上させたいときに使用します

特に厚膜の場合に測定精度を向上させたいときに使用します

表示言語を変更したいときに使用します

統計機能を選択します

厚みの単位を選択します

高分解モード(0.1μmまで)を選択します

工場出荷状態に戻したいときに使用します

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