人間関係の4つのフェーズ

昨日に続いてリーダーのためのセミナーで聞いたお話をもう1つご紹介します。
企業にとってリーダーシップが強く求められるということは、言い換えれば、一人の力でできることはとても小さい…ということ表しています。チームそしてチームワークをベースとして、リーダーシップは発揮されます。優れたリーダーは、一方で優れた人間関係を作れる人でもあるわけです。
 
人間関係は4つのフェーズがあるそうです。
 

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フェーズ1は、人間関係を失い孤独な状態です。周囲に人が多くてもこの状態になることはあります。この人間関係を失った状態を回復しようとするときに、悪い人間関係や、偽りの人間関係が生まれることがあります。イエスマンでいること、本当のことを言うと壊れそうでついつい相手に合わせている…いうべきことを仕舞ってしまう…という関係はフェーズ3かもしれません。
私たちが実現すべきなのはフェーズ4であることは言うまでもありません。そうでないと、本当のチームワークは生まれないし、充実感や達成感も難しいかもしれません。大切な成長の多くは、人間関係の中から生まれると信じているのは、僕だけではないと思います。フェーズ3が、どれだけ人をむしばみ、会社の成長を妨げるものであるかを僕もずいぶんと見てきました。官僚的…もフェーズ3の典型かもしれません。
しかし、セミナーではある重要な示唆がこれに加えられました。このセミナーを受けて本当に良かったと思ったのはここからです。フェーズ2やフェーズ3から脱して、フェーズ4に達するためには、ある扉を開かなければならない…というのです。
 

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その扉とは…自分自身だそうです。自分を開く…言い換えれば自分の弱さを開くこと、別の角度から見れば「謙虚な人」ということになりそうです。
結局フェーズ3になってしまいがちな自分を、組織が悪い、だれだれが悪い、と言いがちですが、本当は自分がかわいいからですよね。僕もそうですから…。
自分を開く…ん~、これは簡単じゃないぞ!