ヒートバキュームプレートの温度測定データ

サーモビジョンによる画像

A4サイズの中央付近にターゲットのマークがありますが、そのポイントでプレートに温度制御用のセンサーが埋め込まれています。

60℃設定の場合

室温:20℃
湿度:47%

加温開始後30分でほぼ温度は安定します。
測定は加温開始後35分です。

プレート表面実測値
S 54.3℃
A4① 54.2℃
A4② 54.8℃
A4③ 54.1℃
A3① 58.4℃
A3② 57.4℃
A3③ 57.2℃

100℃設定の場合

室温:21℃
湿度:45%

加温開始後50分でほぼ温度は安定します。
測定は加温開始後60分です。

プレート表面実測値
S 97.4℃
A4① 95.5℃
A4② 96.2℃
A4③ 95.5℃
A3① 89.1℃
A3② 89.3℃
A3③ 89.1℃

考察

  • 塗工時に問題となる左右のバラツキはたいへん小さくなっています。
  • 手前と奥との温度差は100℃設定時点で7~8℃生じます。
  • 温度制御用のセンサーはプレートに埋め込まれていますので、室温と直接触れる表面温度より少し高めになります。
    したがって、60℃設定時も、100℃設定時も、この計測時のコントローラーの表示温度はそれぞれ60℃あるいは100℃を示していました。A3サイズでコントローラーの表示温度より約5℃低くなっています。
  • プレート表面の温度は室温に直接触れますので、室内の風速や室温の影響を受けます。